私の妊娠・結婚【後編】
【前編】【中編】と送りしてきました「私の妊娠・結婚」ですが、最終回です。
義母に結婚を反対されたまま妊娠7ヶ月目に突入。
お腹は大きくなり、体重もすでに7kg増！！
ここでようやく性別が「女の子」だと分かる。
ちょうどその頃、旦那が退院。
入籍は済ませているものの、さすがにこのまま母親を無視して強行突破するには気が引けたのだろう。
実家に一人乗り込み、母親と直接対決へ！！
その結果、どう説得したのかは知らないが、後日しぶしぶ会ってくれることに。
しかしそれに際して、旦那からいくつかのお願いをされた。
「大学を出たことにして欲しい」
「水商売をしていたことは言わないで欲しい」
「アダルト関係の仕事をしていることは言わないで欲しい」
「大学を出て法律事務所で働いてたことにしてほしい」
・・・これは、私の生き方そのものを否定してるよね？
アナタ、自分の言ってる意味分かってる？
ここで何かが切れちゃった私。
後日企画された両家の食事会（＠赤坂離宮）にド金髪に染めた頭で乗り込んだ。
明らかに顔が引きつる、旦那一家。
ささやかな私の反抗に対し、義母も、
「うちの家族旅行は、毎年海外なのよ」
「ここの中華はイマイチねぇ。やっぱりシンガポールの○○○が美味しいわよ」
「ルーブル美術館の近くのフレンチも良かったわね」
と我が家との「格差」をアピールしたい模様。
こんなに重々しい雰囲気で食事をしたのは初めてだった。
7月中旬、妊娠8ヶ月で産休に入った。
この頃で9kg増。産院では「太りすぎ！！」と再三釘を刺されるが、体重増加が止まらない。
地獄の食事会から義母とは一度も会っておらず、旦那ともなんだかんだ理由をつけては会わないようにしていた。
出産への不安とその後の結婚生活への不安で精神状態はあまり良いものではなかったが、お腹の中で元気に動くベビさんだけが唯一の癒しだった。
夏真っ只中の8月、妊娠9ヶ月。
順調に（？）10kg増！！人生初！普通に立つと両足の太ももがくっつくという事態に！！
身重の体に夏の日差しは厳しく、ほとんどを家の中で過ごした。
そして・・・
9月2日、妊娠10ヶ月で出産。
（出産の時のお話はまた次回）
ここで初めて旦那との生活が始まった。
しかし、すでに離れている気持ちが戻ることはなく、
「好きじゃない人」と生活をしなければいけないストレスが嫌悪感に変わり、すぐに家庭内別居状態に。
こうして顔を合わせない生活が2年続いたある日、旦那が仕事に行ったのを見計らって家を出た。
顔を合わせるのも連絡を取るのも嫌だった私は、すぐに家庭裁判所へ行き、調停離婚の手続きをすることにした。
その後、2回の調停では、調停委員を介し養育費や面会の条件を取り決め、一度も顔を合わすことがないまま離婚が成立。
あれから1年半。
3歳なった娘は父親の記憶が全くない。
その点は早く決断して良かったと思ってる。
次は「パパが欲しい」って言われたら考えよう（笑）
End