私の妊娠・結婚【中編】
前回の【前編】の続きです。
妊娠が発覚し、当時の彼と結婚することを決めた私。
無事に私の親への挨拶も済ませ、あとは彼の親へ挨拶に行くだけ。
しかし、ここがとんでもない難関だった。
まず、彼が親へ電話をし、「結婚すること」「彼女が妊娠していること」を伝えたところ、そもそも彼女がいたことも知らないのに、いきなり結婚!?しかも妊娠!?
さらに相手(私)は、聞けば実家が水商売で片親(父親のみ)、高卒、考えられない!!
と大激怒し寝込んだしまったらしい。
そりゃそうか。
東大卒のお父様と大事に大事に育て上げ、見事エリート街道へ進んだのだから、どこかのお金持ちのお嬢様と結婚するものと信じて疑わなかったのだろう。
それが、この私だもん(笑)
そりゃ寝込むわな(笑)
というわけで、結婚は認めたくないから面会は拒否。という回答だった。
そのまま結婚の承諾がもらえないまま1ヶ月ほど経ったころ。
彼の父だけがようやく会ってくれることになり、彼と私と私の父と4人で会うことになった。
場所は神楽坂の高級料亭。
厳格なお父さんなのかと思いきや、明るくポップな人柄で少し安心したのを覚えている。
「うちの妻がすまないねぇ」
と言われ、
「いえいえ。当然だと思います。」
と答えた。
そして、その席で婚姻届の証人欄にお互いの父親にサインをしてもらった。
「結婚記念日を忘れないように分かりやすく3月3日に入籍しよう。」
その日二人でそう決めた。
この頃妊娠3~4ヶ月。
多くの妊婦さんは多少なりとも“つわり”に苦しむ頃だ。
しかし私はというと、つわりの“つ”の字もなく、本当に妊娠しているかな?と思うほど普通だった。
ただ食欲が増し、お腹の膨らみは赤ちゃんなのか脂肪なのか分からないぐらいに体重ばかりが増えていった。
義母のお許しがもらえないまま時は流れ、
入籍の1週間ほど前、突如彼の病気が見つかる。
「ネフローゼ」
という腎臓の病気で、3ヶ月の入院を余儀なくされた。
この病気は日本では難病指定されていて、一度患うと一生付き合っていかなくてはいけないやっかいな病気だそうで、退院後も食事制限や投薬などを続けないといけないらしい。
この時は、「可哀相に」という気持ちより「面倒くせーな」という気持ちの方が強かったと思う。
(今思えば、この時から、私の中の気持ちは破綻していたのかもしれない。)
私はその頃、実家暮らしで仕事もしていたので、仕事の合間や休みの日に病院へ通う日が続いた。
婚姻届も一人で出しに行ったので何の感動もなかった。
次回へ続く・・・
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